現在一字で「すし」と読む漢字は「鮨」と「鮓」があります。
これらの字を日本製の文字だと思っている人が多いようですが、
実際は二千年以上も前からある中国の古い漢字です。
「鮨」は「ものを熟成させる」という意味で「鮓」は「ものを薄く剥ぐ」という
意味です。「寿司」の字は案外新しく当て字と言われています。
当店では、鮨ダネにもよりますが、熟成させ、旨みを引き出して鮨を提供したいと
考えているため、屋号は「鮨」の字を使っております。
マグロ、白身魚や光物など、旨みと臭みは紙一重ですので、その見極めが私の仕事で
ございます。
また、マグロのづけ、白身魚のこぶ〆、酢〆はもちろん、江戸前鮨本来の芝海老すり身の玉子焼やガリなども産地にこだわり、仕込んでおります。
シャリは赤酢を使い、化学調味料など一切使っておりませんので赤酢のかおりと
米の味をお楽しみ頂けるかと思います。
最後に「鮨ふく」は居心地の良い空間でお鮨を楽しく召し上がって頂ける鮨店を
目指し努力してまいります。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
浦和 鮨ふく店主